【作者 自己紹介】

 

はじめまして、
大矢祥一(おおやしょういち)と申します。

私は2011年からジュエリーデザイナー、
ジュエリークリエイターをしながら、
同時にPhotoshopやillustratorを使って
グラフィックデザイナーとして活動してきました。

現在では、これまで実際に活動し習得してきた
ブランディングの知識やスキルを活かして、
ハンドメイドなどのモノづくりや、
ネットショップに関する講師をしています。

実を言うと今から数年ほど前に
「ジュエリーデザイナーを完全にやめてしまおう」
と考えていた時期がありました。

というもの、
「全く作品が売れない」
という闇の中を彷徨っている感覚から
いつまでも抜け出せずにいたからです。

要は完全に挫折していたんですね。

こうやって聞くと、そもそも
なぜ男の私がジュエリーデザイナーを始めたの?

と、少し気になるかもしれないので、
その話についても私の経歴と合わせて
少しだけお話したいと思います。

もしかすると、
あなたも同じような境遇に
置かれていたことがあるかもしれません。

このお話は2010年まで遡ります。

その頃は急速にインターネットが拡大し
その後、ガラケーからスマートフォンの時代へ移行。
そしてフェイスブック、
TwitterなどのSNSが普及し始めた時期でした。

そして、
当時の私は普通の会社員だったのですが、
友人と飲みに出かけたり、
趣味のバイクでツーリングしたり、
ショッピングに行ったり、
特に不満のない何気ない日々を過ごしていました。

ですが、どこか心の片隅で
「この平凡な日々から抜け出したい!」
というそんな思いがあったのです。

きっとあなたも、私と同じように感じたことが
過去に一度くらいはあるのではないでしょうか。

ちょうどその頃、私には憧れの人がいました。

その人は元ヤンキーにて有名大学卒。

年齢は私の2、3歳上で
雑誌のモデル、さらにDJをやっていて
当時流行っていたオラオラ系ファッションの
独自のブランドを確立していました。

さらにその人の周りには
様々なことにチャレンジしている、
とても輝いていて素晴らしい方たちが
たくさんいたのです。

そんなブログの写真やコメントなど、
数々の投稿を見るたびに
その人にどんどん惚れ込んで行きました。

これをきっかけに、
「 この人のようになりたい」
と思うようになり、髪型や服装などを
マメにチェックする日々が始まったのです。

私にとっての「理想の人物像」に近づけるよう
まずスタイルを真似するようになりました。

そして、もっと
「理想の人物像」のようになりたいと感じ、
この人のように何か違うことを始めたい
と思うようになっていったのです。

当時、普通のサラリーマンだった私に
得意なものなど何もありませんでした。

そんな中で、

「これから自分には何ができるだろう。
自分の好きなこと、
本当にやりたいことはなんだろう。」

ということを毎日考えるようになっていました。

ある日、ふとしたキッカケで
10代からすごく好きで集めていた
シルバーアクセサリーのことを
思い出したのです。

そして、
幼い頃から手先が器用だったこともあり、
「もうこれしかない!」
と思い、すぐさま行動に移しました。

それが「理想の人物像」に近づく
唯一の手段だと思ったからです。

現在私は東京に住んでいますが、
当時、地元である新潟に住んでいた私は、
県内で数少ない唯一の
ジュエリー教室へ申し込んで、
熱心に通い始めました。

しかし、しばらく通い始めたある日
「このまま地元にいてもラチがあかない」
と思い始め、思いつきですぐさま単身上京。

ジュエリーデザイナーとして歩み始めました。

ですが、
そんなに甘くない世界だと身をもって
痛感することになります。

商品が売れない日々が続いて、
スーパーで安くなったお弁当を買うことで
毎日の生活を凌ぐようになり、
地を這うような暮らしをしていました。

良い作品を作ろうと、
毎日制作することに励んでも
全くうまくいきません。

ひたすら
制作 → 販売 → 制作 → 販売 → 制作 → 販売
を繰り返していたのです。

そして終いには
どうしていいのかも分からずに、
借金を重ねて生活するようになり、
何度も挫折しそうになりました。

その借金は数百万に到達し、もう限界。

でも、完全に諦めかけていた
そんな時期に出会ったのが
「マーケティング」と「ブランディング」
という概念でした。

全く売れずに、もがき苦しむ中で
自分に何が足りないかと考えた結果、
マーケティングとブランディングの知識が
明らかに足らないということに気づいたんです。

なので、
私はこの2つをひたすら勉強して
販売スキルを身につける決心をしたのです。

私のような、デザイナーや作家にとって
マーケティングやブランディングなんて
関係ないと思っていましたが、
それは大きな間違いであることに気付きました。

その日から、
マーケティングとブランディングに関して
ひたすら勉強する毎日が始まったのです。

四六時中、毎日毎日必死で勉強しました。

そしてその結果、
初めて1ヶ月の売り上げを
50万円に持っていくことができたのです。

また、一人のお客さんが
いくつもの作品を購入してくれて
一度に30万円以上の作品を
購入してくださったこともあります。

それからというもの、
徐々に受注を増やすことができ、
今では大きな販売実績を
得るまでに成長しました。

これが数年前の私です。

現在では、
ハンドメイド制作の教室では教えてくれない
マーケティングとブランディングを
ハンドメイド作家さんたちに
もっと広めようと考え、
このような文章を書いています。

私がデザイナーになるために
通っていたジュエリー制作の教室は、
作り方だけ教えて、
売る方法なんて全く教えずに
期間が終われば
「はい、バイバイ」
という感じでした。

完全にお金儲けで
やっているようにしか見えなかったのです。

そんな露骨なやり方の教室や学校に
とても不信感を抱いていましたし
とても悔しい気持ちでいっぱいでした。

そこで、ハンドメイド制作の教室や学校ではなぜか教えてくれないマーケティングを
ハンドメイド作家さんたちにもっと広めようと考え、活動をはじめました。
あなたにも、ぜひ僕と同じ成功体験を味わってほしいと思っています。

 

 

 

これは私の経験から言えることなのですが、
大切なことは
「自分自身の未来は
自分でコントロールする必要がある」
ということです。

つまり単に作品を作って、
「誰でもいいからお店に
入ってくるお客さんを待つ」
というような偶然や奇跡に
頼ってはいけないということなんです。

こういうのを
『ホープマーケティング』
と言ったりします。

”HOPE”〈希望〉という言葉は
実に良い言葉ですが、
ビジネスに関して〈希望〉という概念は
絶対に捨ててください。

この言葉は
未来を運任せにしているため、
あなたを思考停止に追い込みます。

かつての私がそうだったように、
ただ希望に任せたり、
流れに任せていたのでは
絶対に成功しない
ということなんです。

このプロフィールを読んでいるあなたも
今の苦しい生活から素晴らしいハンドメイドライフへと変えていきませんか?