ネットショップを開業していて、商品販売で上手くいかない人の理由の1つとして、お金をもらうことが悪いと感じていることがあります。
また、自分で気づいていなくても、実は心のどこかで潜在的に感じているということがあるかもしれません。
これはブレーキをかけながら走っていることと同じです。
この売ることに対しての心理的ブレーキには様々な要因があります。
例えば、
- セールスに引け目を感じる
- お金に対して悪いイメージがついている
- 提供の精神ができていない
- 自信がなくて売るのが怖いモチベーションが上がらない
などです。
大半の人は小さい頃、お金に対して悪いイメージを植え付けられています。
「借金」「詐欺」といった言葉がそうです。
お金を持っている人は悪いことをしていそうなイメージだったりだとか、友達とのお金の貸し借りで親や学校の先生に怒られた、両親がお金のことでケンカしていた、という経験はありませんか?
この「お金が欲しいけど、お金をもらうのは悪い」という摩擦によって、売れない状況を作ってしまっていることが往々にしてあります。
まずは、お金に対しての考え方を変えてください。
今までビジネスをしたことがない人が、何かしらの商売を始めるにあたりオススメしているのは、「オークション」や「フリマ」で何か家のいらない物を出品してみるということです。
まずはお金がどのように入ってくるかという流れを簡単に理解することから始めます。
売るものは服や本など、なんでも大丈夫です。
ヤフオクやメルカリなどで売ってみて「物を売る」という体験をしてみるのです。
その経験によって、完全ではないにしても悪いイメージを払拭することができます。
お金が入ってくる流れが見えてくるからです。
そして、何か物を売って人に提供するということは、あなたが相手に対して何かしらの価値を与えている、という概念を持ってください。
人はお金を払うことで、その物やサービスに価値を感じて大切にする傾向にあります。
同じ物やサービスでも、無料で手に入れたものとお金を払って手に入れたものでは、その価値の感じ方は明らかに違ってきます。
このマインドセットを持っておけば、お金をもらうことに対しての抵抗を無くすことができます。
作家さんやデザイナーさんの中には、
- 「自分の作ったハンドメイド作品なんて価値がない」
- 「自分が作ったものより、もっと良いものはいくらでもある」
- 「こんなものでお金をもらうなんて気が引ける」
など、ネガティブな考えをしてしまう人もいるかと思います。
ここで次のようなことを自分自身に問いてみてください。
「売るということはお客さんからお金を奪うこと?」
「売るということは不要なものを押し付けること?」
「売るとはお客さんに嫌われること?」
あなたが作品を提供するということはお客さんのお金とあなたの価値を交換することということを忘れないでください。
ハンドメイド作家に必要なこと
ハンドメイド作家を続ける上で絶対に必要になってくることが「ブランディング」をすることです。
おそらくブランディングをしなければ、これからハンドメイドの業界だけではなく、
何かを販売するという商売の世界で生きていくことは難しいです。
多くの人に作品を知ってもらい、そして多くの人に購入してもらうには
まずはあなたのことを知ってもらう必要があります。
ネットショップの売り上げアップのためにも、今から少しずつブランディングについて知識を深めていきましょう。