時間と食事との関係について、前回は「酵素(エンザイム)」を取り入れた食事によって
体が疲れにくくなるというお話をしました。
(まだ見ていない方は「時間と食事との関係 その2」をご覧ください)

そして今回は食事によって、日々のパフォーマンスがどのように変化するかについて少しお話したいと思います。
現在、世の中に売られている食品のほとんどには「食品添加物」が使われていることは前回お話しました。
この「食品添加物」が多く使われている食品を食べると、消化にかなりの「エネルギー」を使います。
これは、食事の後に眠くなるといった症状の一つの原因でもあります。
他には食べ過ぎで血糖値が上がってしまうからという理由もありますが・・・。
毎日コンビニやスーパーのお弁当など食べて普段から質の低いものを摂取していれば、その眠気も普通のように感じてしまいます。
ですが、習慣を変えたことによって、胃や腸に負担が掛からないことを、身に染みて実感できるようになります。
そして、消化にエネルギーを使わないということは、疲れない、すなわち眠くなりにくく、睡眠時間が少なくて済みます。
さらに睡眠が少ないということは、本来必要なところにエネルギーを使うことができるようになるのです。
これは、日々の作業効率やパフォーマンスに、とても影響してきます。
良い食事を摂って、いつも疲れにくく頭が冴えていれば作業効率が良くなり、仕事が捗る。
仕事が捗るということは自由時間が増える。
自由時間が増え、さらに睡眠が少なくて済めば、その分、運動などに時間を充てることもできる。
そして運動することによってさらに日々のパフォーマンスが上がる。
(運動と時間の関係については後々詳しくお話していきます)
私はこれに勝る時間管理術はないと思っています。
ただし、これはあくまで私の体感であって、皆さんも同じように体感するとは限らないということをご理解ください。
ある症状の改善のために栄養を摂取しているものでも、その栄養がどこに作用するのかを決めるのは、あくまでも体であり、あなたの意思ではないと言うことを覚えておいてほしいのです。
また、食事というのは、目的意識に合ったものが一番だと考えています。
私は健康であるということはもちろんですが、時間の使い方(記憶力や集中力)など、日々のパフォーマンスを意識した食事を摂っています。
ただ本やテレビで紹介されていたからという理由で食べていても目的意識がないと、効果がないように感じてしまうこともあります。
脳、時間、気分、美醜、健康、体型など、目的によって推奨されている食事や、控えた方が良い食事があります。
ちなみに私はポテトチップスなどスナック菓子などは極力食べないようにしています。
ポテチは、「もっと食べたい」と感じるという恐ろしい依存性が高いお菓子というエビデンスが出ているそうです。
ポテトチップスは頭がバカになるお菓子とまでいう人がいるくらいです。
また、トランス脂肪酸という心疾患を増加させる成分が入っているとも言われています。
日本の有名な投資家の中には、食事制限をしている方が多くいらっしゃいます。
当然ジャンクフードは食べません。
中でも学生の頃から食事だけは決してケチらずに、毎日必ず自炊していたという方もいます。
これは海外の話になってしまいますが、海外の大富豪である投資家のマーク・モーガン・フォードは、「ガラクタを入れればガラクタが出てくる。自分自身で心地よいと感じられることの一つは、体に正しい燃料を入れることだ。」
と、ある本で書かれていました。
また、ヨーロッパで有名なモデルであるケイト・モスの名言で、「どんなに美味しいものを食べたって、痩せているという快感には敵わない」という言葉があります。
ここでよく考えて本質を捉えて欲しいのですが、人間が誕生してすぐの原始時代の人たちがどのようなものを食べて生きていたのか。
原始時代の人たちは動物の肉か、もしくは木の実を食べて生きていました。
当時の世界に炭酸水なんてものは存在していません。
これは人工的に作られたものです。
砂糖でさえ人間が作り出した人工甘味料です。
本来、私たち人間が口にしないものを現代の私らは体内に摂取しているのです。
「でもそんなこと言うけど、今の日本は長寿大国と言われているんだから、食品添加物なんて気にしなくても問題ないんじゃないの?」
と、思う方も中にはいらっしゃるかもしれません。
ですが、ここで一つ考えて欲しいことがあります。
それは、長生きしているのは私やあなたの世代の人ではないということです。
今現在、長生きしている方や、過去に長生きした方たちは、世界大戦などの戦争や、貧困の生活など厳しい時代を生き抜いてきた人たちです。
そんな方たちが、今の時代にあるマクドナルドのハンバーガーやポテト、コーラやスプライトを飲み食いしていたでしょうか?
健康というものは、普段の生活で全ての土台となるものですが、意外と、この健康に関しては軽視されがちです。
最近では「健康格差」という言葉を耳にするようになりました。
「低所得者の死亡率は高所得者の3倍高い」と言われ、もはや食生活が自己責任ではカバーできなくなってきているのです。
そんな中でも、これからは本質を見抜いて、出来るだけ自分で自分を管理しながら生活するスタイルを築いて行きましょう。