みんな日々の生活の中で、やらなければいけないことが山のようにあると思います。
ですが、あれもこれも「何故かうまくいかない」とか結局やりたいことが全然できていないと嘆いていませんか?
実はそれには大きな理由があります。
ここで一つ『実践ワーク』をやってみましょう。
例えば、
下記のような4つの項目があるとします。
①年月
1月→2月→3月→4月→5月→6月→7月→8月→9月→10月→11月→12月②アルファベット A→B→C→D→E→F→G→H→I→J→K→L→M→N→O→P→Q→R→S→T→U→V→W→X→Y→Z
③干支
子(ね)→丑(うし)→寅(とら)→卯(うさぎ)→辰(たつ)→巳(み)→午(うま)→未(ひつじ)→申(さる)→酉(とり)→戌(いぬ)→亥④星座
牡羊座→牡牛座→双子座→蟹座→獅子座→乙女座→天秤座→蠍座→射手座→山羊座→水瓶座→魚座
◾️ワーク その①
まず、この4つを①まで④から順番に紙に書いていく
(①月を全て書き終えてから②アルファベットへ書き進め、②が終わったら③に進む。)
◾️ワーク その②
ワーク①をやってみたら、次に①~④をそれぞれ一つずつ交互に書いていく
(①月の1月を書いてから、②アルファベットのAを書き、③の子(ね)を書き、④の牡羊座を書くといった順番)。
さて、ワーク①とワーク②ではどちらがスムーズに書けましたか?
おそらくパターン①の方がスムーズに書けたのではないでしょうか。
逆にパターン②は常に頭の中を切り替えなければならず、ごちゃごちゃしてスピードが落ちたはずです。
アクセルを踏んでるなかで、急ブレーキをかけている感じです。
1つ書き終えて次を書こうとすると一瞬止まってしまいませんでしたか?
そしてやっているうちにイライラしてストレスを感じてきませんでしたか?
これはどんな人がやっても同じ結果になります。
どんなに頭のいい人でもどんなに優秀と言われている人でも、どんなに学歴がある人でもどうやっても間違いなく同じ結果になります。
実はみなさん、これと同じことを普段の日常の生活でやってしまっています。
毎日同時にいろんなことをやるというのはこういうことなんです。
やりたいことや、やらなければいけないことが山のようにありすぎて、一つのことをやり終える前に次から次といろんなことをやり始めてしまっています。
そして、一つのことを集中してやっている人には絶対に勝てないということです。
「二兎を追うものは一兎も得ず」ということわざがあります。
人はいろんなことに手を出して、複数のことを同時にやろうとするとエネルギーが分散してしまいます。
そして1つ1つのクオリティは確実に下がるうえに、集中力も十分に発揮できなくなります。
仮に2つのことを同時にすればエネルギーは2分の1に分散しますし、4つのことをやれば4分の1に分散してしまいます。
もともと集中力がない人がこれをやってしまうと、もっともっと効率が悪くなってしまいます。
これでは、どんなすばらしいアイデアや重要なことをやっても意味がありません。
いろんなことを同時にやろうとするとIQが下がるというデータもあるそうです。
これはかなり致命的です。
おそらく周りからみたら効率が悪いが故に、頭が悪く見られてしまうかもしれません。
能力よりもやり方の方が何倍も重要だということです。
一つのことに集中し、複数のことをいっぺんにやろうとせず、一つのことに対して全力で片付けること。
そしてそれを習慣化、ルーティンにすること。
これが結果を達成するために必要なことです。
あなたにもし思い当たる節があるのなら、これを意識して日々の行動を改善していけば、自然と今までとは違う結果が出ると思います。