この記事では、パーマリンクの意味とパーマリンクの重要性、そしてWordPressのパーマリンク設定について解説していきます。
パーマリンクはSEOの観点からも重要ですので、WordPressをインストールしたらできるだけ早く設定するようにしましょう。
それでは順に解説していきます。
パーマリンクとは?
パーマリンクというのは、ページごとに設定しているURLの構造をいいます。
例えば、《https://example.com》というドメインにWordPressをインストールしたとします。
ここに記事を投稿していくと、《example.com/カテゴリー名/投稿タイトル》だったりとか《example.com/2020/02/02/投稿タイトル》というようなページURLが自動で生成されます。
このURL全体をパーマリンクと呼びます。
WordPressの設定を変更していない場合は、デフォルトで《example.com/2020/02/02/投稿タイトル》というようになっています。
一見、「このままでいいじゃん」と思われるかもしれませんが、実は検索エンジンに対して最適なパーマリンク設定があります。
逆に悪い設定もありますので、まずはそちらから解説していきます。
パーマリンクの良い例・悪い例
仮に、パーマリンクを《example.com/カテゴリー名/投稿タイトル》という構成にしていたとしましょう。
ですが、カテゴリーというのは、これから運用していく中で、変更される可能性があります。
運営していくと、カテゴリを増やしたり、1つのカテゴリーをさらに分類させようということが起こってきます。
すると、そのタイミングで、最初に設定していたカテゴリーから別のカテゴリーへ移動させることがあります。
ですが、ここでもしカテゴリーを変更してしまうと、設定したURLも変わってしまうのです。
そうなると、そのページをブックマークしていた人たちやシェアしてくれていた人たちが、そのページに見にきたときには「投稿がありません」という表示になり、アクセスできないということが起こります。
このようなことを防ぐためにも、できるだけカテゴリー名などを含まないURLにする必要があります。
ちなみに「カテゴリー名」以外にも「投稿日」もオススメしません。
なぜなら、記事を編集すると、URLにある投稿日も自動で変更されてしまうからです。
一度決めたパーマリンクは変更しないことが基本です。
本ブログでは《https://example.com/投稿タイトル》というパーマリンクの構造をおすすめしています。
URLには数字ではなく、きちんと意味のある文字列を使用した方が検索エンジンにとって一番最適であるとされています。
では、実際にパーマリンクの設定をしていきましょう。
パーマリンク設定方法
では、まずはWordPressのダッシュボードに入ります。
つづいて《設定》にカーソルを合わせて、「パーマリンク」をクリックします。
すると、パーマリンク設定のページに移動します。
パーマリンク設定の中には《共通設定》というものがあり、いくつかパーマリンクの候補があります。
上から、
- 基本
- 日付と投稿名
- 月と投稿名
- 数字とベース
この4つは検索エンジンに対しては現状で最適ではないとされています。
本ブログでは、上から5番目の「投稿名」を採用します。
例で記載されている「sample-post/」というのは、いわゆるテスト記事ということです。
その記事に名前を付けてURLを作るという設定になります。
この設定の場合、どのカテゴリに記事が属していても、いつ投稿を編集しても、投稿名自体が変わることはありません。
仮に投稿名を変えたとしてもURLが変わることもありません。
これで何も影響を受けることがないURLを作ることができます。
「投稿名」にチェックを入れたら、下にスクロールしていき【変更を保存】をクリックして保存します。
するとページの上に、「パーマリンク構造を変更しました」と表示されます。
これでパーマリンクの設定は完了です。