稼ぐために重要な知識!【お金とビジネス】の関係性

こんにちは
大矢祥一(おおやしょういち)です。

 

今回はビジネスとお金について
少しお話していこうと思っています。

 

あなたは現在のハンドメイドの市場規模をご存知ですか?

 

ハンドメイドの市場規模は
2001年~2016年で4175億円とされていて、

 

流通金額が
20
14年には35億円、
2015年は72億円、
2016年は192億円
となっています。

 

中には月間で500万円を売り上げる作家さんもいます。

 

そして今もハンドメイド作家がどんどん増えているのです。

 

それでも売れないと言っている人は何故でしょうか?

 

現在、ハンドメイド市場は飽和状態にあります。

 

80:20の法則(パレートの法則)というものがありますが、
どの業界の市場でも20%の人の売り上げで
80%の市場規模が形成されていて

 

残りの80%の人たちの売り上げで
20%が形成されています。

 

パレートの法則についてはこちら⇨https://starting-marketing.com/p12/

 

よくハンドメイドなどの本などでは
成功されている方の紹介がされていますが、
こういう人はホント一部の人たちです。

 

基本的にこのような本は
希望を持たせるように書かれています。
(書籍の本来の目的はここにあります)

 

ですが、それこそ「私は数字が苦手だから」と言って、
お金の知識、ビジネスの知識、マーケティングの知識をつけず、

 

「自分の好きなことや夢を追いかければいつか成功する」
と考えている人は
必ず痛い目に遭います。

 

うまく行かずに本当に涙を流しながら
どうすればいいんだと悩みを打ち明ける人もいます。

 

ここでもっとも重要なことは、
ハンドメイド業界の「成功」
という定義をどこに置くかです。

 

それなりに人気が出て自分が満足すればそれでいいのか、
自分だけ暮らしていけるだけの収入があればいいのか、
家族を食べさせるだけの収入が必要なのか・・・

 

これらの考えかたでも大きく変わってきます。

 

作家さんの中には収入は入るけど制作に時間を取られ、
自由な時間がなく、このまま一生を終えるのか。。。
と嘆く人もいます。

 

ビジネスは短距離走ではなく、
山登りと一緒で長い距離を歩き続けるものです。

 

ハンドメイド作家の大半は女性であり、
女性はお金に重きを置いてない方が多いと思います。

 

ですがハンドメイドもビジネスです。

 

ここで1つ知っておいてもらいたい事実があります。

 

大変残酷で耳を塞ぎたくなるような話ですが、
世の中のビジネス、仕事は平等にできていません。

 

例えば、ITの分野とハンドメイドの分野で
それぞれ同じくらい頑張ったとしても
収入は全く違います。

 

なぜならそれは、
ビジネスとお金との距離が違うからです。

 

学校の授業で言えば、
国語、数学、理科、社会などの科目は
ビジネスでお金に変わりやすいですが、

 

逆に音楽、美術、体育などは
お金に変わりにくいです。

 

例えばお金に一番近いビジネスと言えば投資家です。

 

次にはマーケティング、セールスに関するビジネスになります。

 

そして一番遠いビジネスはスポーツと芸術・音楽です。

 

スポーツの世界全体で
生活できるだけの収入を得ることができる人は
いったいどのくらいいると思いますか?

 

また、そのスポーツはどのくらいの期間続けられるものでしょうか?

 

普段はニュースなどでメジャーな選手たちを目にして、
大きく稼いでいるイメージがあるかもしれませんが、

 

内情はかなり複雑で、
スポーツ選手を目指して
燻っている人は星の数ほどいます。

 

さらにスポーツ選手は引退するのも早いので、
そのあとはコメンテーターや監督としてやっていくしかありません。

 

では芸術家の人で稼いでいる人はどのくらいいるでしょうか?

 

芸術の世界では制作者亡き後で
価値を高めて人気を博すことも珍しくありません。

 

美術で有名な画家のフェルメールは
生前は奥さんの収入で生活していたと言います。

 

そして亡くなった後に
「忘れられた画家」
として高い評価を得るようになりました。

 

また夢を追って成功していないミュージシャンは
どのくらいいるでしょうか?

 

80:20の法則を冒頭でもお伝えしましたが、
20%の人の売り上げで80%の市場規模が形成されていますが、

 

ITの世界のトップ10%の収入と
ハンドメイド業界のトップ10%では収入の桁が違います。

 

これはハンドメイドが労働集約型だからです。

 

デザインにこだわればこだわる程、
どうしても単価が下がっていきます。

 

例えば、ITの分野とハンドメイドの分野で
それぞれ同じ時間働いたとしたら
月収で10万円と月収100万円くらいの差が生じます。

 

もっと言うと、
1日10時間とか12時間働き続けて年収で300万円なのと
1日2時間程度の働きで年収1000万円などの差ができてしまいます。

 

80:20の法則でいうと、
20%の努力で80%の結果が出る
ということは4倍の成果が出ますが、

 

80%の努力で20%の成果しかでなければ
1/4の成果しか出ません。

 

この差は16倍にもなります。

 

生涯年収という面で見ると、
これは恐ろしいほどの差です。

 

これが「好きなことを仕事にする」の裏側です。

 

誰も口にしませんがこれが真実です。

 

この差は実力の差というわけではなく
ビジネスとお金の距離の問題なのです。

 

ハンドメイドで食べていくには、
それなりどころか、大きな覚悟が必要です。

 

これらの事実を知らずに安易に手先が器用だからとか
物づくりが得意だからといって
ハンドメイドの業界にどっぷり浸かると危険です。

 

ビジネスはそんなに甘くないです。

 

「あんたはハンドメイドを馬鹿にしてるのか!」
という声が聞こえてきそうなので言っておきたいのですが、
決してハンドメイドを批判しているわけではありません。

 

僕も小さい頃からアクセサリーが大好きでハンドメイド業界に入りました。

 

そして諦めずに
何度も何度も地の底を這うように頑張ってきました。

 

ダウンサイジングも何度もしてきました。

 

ハンドメイド作家を続けていく覚悟がある人は
必ずこのビジネスとお金に関する知識と
現実だけは把握しておいて欲しいのです。

 

世の中の8割はマーケティング・セールスで成り立っています。

 

どんなことにも必ずプラスして
お金に近いマーケティングやセールスの
ビジネススキルを取り入れていかなければいけない
という認識だけは持つようにしてください。