送料無料 VS 送料値上げ【ネットショップのこれからを考える】ハンドメイドで生きる道

送料無料  VS  送料値上げ

 

楽天市場がついに始めた全店舗への強制「送料無料」。

コロナの影響で延期になったとはいえ、いずれは全店舗で送料無料となるでしょう。

楽天市場は2018年にも、商品のサムネイル画像の文字入りを強制排除した件もあって、出店者からかなりの苦情の嵐を受けており、今回の送料無料に関してもいくつかの出店者同志が手を組んで「独占禁止法違反」として訴訟を起こしています。

私も以前は楽天市場で出店していましたが、手数料の高さと規定の厳しさで3年ほどで退店しました。
(楽天で出店した時の詳しいお話や楽天のシステムについては、またどこかで詳しく書こうと思います。)

なので訴訟した出店者さんたちの気持ちが痛いほどわかります。

 

ちなみに余談ですが、楽天市場は今後、チャットシステムを各店舗へ強制的に導入する予定で、月々5000円のサブスクリプション方式にするとのことです。

このチャットシステム導入に関してもかなりの反感を買っていて、そもそも、通常のチャットシステムでも月々2000円〜3000円で使えるのに、「楽天のチャットには5000円払うくらうだけの
パフォーマンスがあるのか謎・・・」という声も上がっています。

 

さらに最近では、郵便局やヤマトなどの配送業者がじわじわと送料の値上げをしてきています。

直近では消費税の増税により数円単位で送料が値上げされています。

そして2020年4月から「クリックポスト」が188円から198円に値上がりしています。

クリックポストは以前にも2018年9月1日に164円から185円に、2019年10月1日に185円から188円に、値上げをしています。

基本的に私はゆうパックで配送していますが、ゆうパックも2018年と2019年に値上げしています。

ほとんどタバコの値上げと同じ間隔になってきています。

これは物販や小売りをしている人たちからすると完全な板挟みになってしまい、やり切れない思いでいっぱいです。

とてもじゃないですがかなり厳しい現実だと思います。

 

それほどにクリックポストなどの配送料の値上げが行われる要因は、ハンドメイドの業界や転売ヤーなどの多くの方が使っている事が大きく影響しているとも言えるでしょう。

minneやcreemaでクリックポストを指定している方は当然送料の改定をする必要も出てきます。

そうは言っても海外と違って安全にモノが相手に届けられるのは、世界中で見ても日本だけです。

そう考えると今までの安さが不思議だった気がします。

今後モノづくりをする方にとっては、今以上に群雄割拠となってくることは間違いありません。

いかに作品に付加価値をつけて低価格競争から抜け出せるかがカギとなります。

また今までとは違った戦略やアイデアを考える必要がありそうです。

ハンドメイド作家に必要なこと

ハンドメイド作家を続ける上で絶対に必要になってくることが「ブランディング」をすることです。

おそらくブランディングをしなければ、これからハンドメイドの業界だけではなく、
何かを販売するという商売の世界で生きていくことは難しいです。

多くの人に作品を知ってもらい、そして多くの人に購入してもらうには
まずはあなたのことを知ってもらう必要があります。

売り上げアップを目指すためにも、今から少しずつブランディングについて知識をつけていきましょう。