クレジットカード不正利用【ネットショップの危険な背景】

クレジットカードの不正利用

先日、creemaにて制作依頼のあった注文に対して
クレジットカードの不正利用があり、
creemaのカスタマーサポートから
発送中止の電話・メールが入りました。

基本的に
ジュエリーがベースである僕の作品は、
高額商品が多いため、過去に何度も
クレジットカード不正利用による注文が入ったことがあります。

ですが、今回は少しだけパターンが違っていたので
その内容についてシェアしたいと思います。

もし高額な作品を扱っている作家さんがいましたら
ぜひ参考にして頂ければと思います。

まず今回の
クレジットカード不正利用が発覚した経緯をお話します。

注文が入ったのは2020年02月01日で、
30000円の作品になります。

ちなみにシルバーと18K素材を使った、
メンズ用のチェーンブレスレットです。

発送に関しては、
普段からお届けまでに1か月程時間を頂いていて、

今回の場合も
同じように1か月程かかる旨を事前にメッセージで伝えていました。

他の注文との兼ね合いもあるため、
制作に取り掛かってから完成までに20日程かかり、
実際に発送したのが26日。

そしてカスタマーサポートから
クレジットカード不正利用発覚の連絡が来たのが
翌日の11時頃になります。

経緯としては以上ですが、
今までと違う点が3点あります。

過去に不正利用があったなかで共通していたのは
必ず5万円以上の作品であったこと、
そしてシンプルなデザインで汎用性があるものでした。

なので、5万円以上の作品が購入された場合は警戒し、
メッセージは送りつつも様子見。

すぐに制作へは取り掛からず、
カスタマーサポートから連絡が入るのを
数日間待つスタンスを取っていました。

ですが、
今回注文が入った作品の価格は30000円です。

30000円の作品が売れることは珍しいことではないので、
完全に油断していたところがあります。

またデザインについても、
今回の作品はシンプルでも汎用性があるものでもない
オリジナル作品であったため、
完全に警戒心がゼロになっていました。

ここまでが2点。

そして最後の1点は、
creemaから来る連絡が
いつもと違って遅かったことです。

今までクレジットカードの不正利用があった場合、
早くて当日、遅くても翌日の夕方には
「確認が取れるまで発送しないでくれ」
という連絡が入っていました。

ちなみに、
creema、minneともに土日はカスタマーサポートはお休みらしいので、
仮に金曜日の夜にクレジットカードの不正利用による注文が入ったとしても
連絡が来るのは早くて月曜日のお昼頃という形になります。

ですが、今回は発覚するまでに一ヵ月ほどかかっています。

クレジットカードの不正利用の疑いがあると見なされるパターンとして、
購入が初回であること、そして高額商品であることが主に挙げられるそうです。

この2つが合致して購入があった場合は
必ずカスタマーサポートから購入者へ電話連絡が入るそうです。

ですが、今回の購入者は、
creemaでの購入が2回目であり、
かつ、高額商品と言えるほどの高額でもなかったという事です。

おそらく今回の購入者は
このパターンを知っていた可能性が高く、

一度安い商品を購入してから
高額商品を購入するというパターンを取っていると思われます。

しかも、
高額と言われるかどうか際どい価格に手を出しているあたりも
試行錯誤している感が伺われます。

お電話をくれたカスタマーサポートの担当者に聞いたところ、
今回発覚が遅れたのは完全なcreema側のミスで、

2度目の購入だったためにクレジットカード支払い時の審査でスルーしてしまい、
発送した際に押される「発送完了通知を送る」の通達が来た時点で怪しいと判断し、
購入者に電話したところ、繋がらなかったため、急遽連絡したといいます。

さらに、
creema側から郵便局の方へも連絡を入れてくれたそうで、
郵便局からも連絡が来て、
「現在配達先近くの郵便局でストップしている」とのことでした。

クレジットカード会社と連携し、
最終的に確認が取れるまで、
最長2週間ほどかかるらしいです。

ちなみにですが、
発送先の建物名が明らかに古そうなアパート名なのに、
連絡先がなぜか市外局番から始まる電話番号だったので
発送の際に少しおかしいなとは思ったのですが、
そこまで深く考えていませんでした。

カスタマーサポートからの電話のあと、
僕からも確認のために電話してみたのですが、

「現在使われておりません」
という、残念なメッセージが発せられました・・・

ということで、
今回の作品は原価だけでも10000円弱。
手間賃を合算して考えると、
そこそこ痛い損害になりました。

ですが、今回のブログのネタになったので
まぁ良しとしたいと思います。

creemaやminne以外にも
BASEやSTORES.jp、
楽天などで出品している方も
注意が必要です。

楽天やYahoo!ショッピングは
こちらでクレジットカードのオーソリ処理をするパターンなので、
不正があった場合はそもそもオーソリ処理ができませんし、

以前に何かしらの問題があったお客さんに対しては、
購入があった時点で楽天側から通告がくるシステムになっています。

そしてこれは実際に僕が体験したのではなく、
Yahoo!知恵袋で一年ほど前に書き込みがあったもので、
現在はすでに消されている内容なのですが、

BASEで販売していた方が
クレジットカード不正利用に合ってしまったことに対する相談が書かれていました。

BASEで、
あるブランドバッグを販売していたところ、
50万円という価格で売れたそうです。

実際にお客さんとどのようなやりとりをしたのか
という記載はありませんでしたが、
そのままなんの疑いもなく発送したそうです。

そして数か月が過ぎたある日、
BASEのカスタマーサポートからこんな連絡が入ったそうです。

「先日行った取引で、
クレジットカードの不正利用があった。
すでに被害者が発見されている。
そのため、すでに支払われた50万円を返金してほしい。
なお、当社では一切の責任を負いかねます。」

(何回かメールにてやり取りされたらしいのですが、
今回は端折って分かりやすくしています。)

つまり、50万円相当のバッグを取られた挙句、
送金されたお金を全額返せという内容だったといいます。

Yahoo!知恵袋の書き込みでは
「どうしようもない」
「自己責任」
という書き込みがほとんどでした。

確かに自己責任はもっともですが、
とても他人事とは思えませんでした。

クレジットカード不正利用がある場合の共通点として、
当然と言えば当然ですが、メッセージの返信が無いことが多いです。

通常のお客さんの中でも
返信しない方もいらっしゃるので
そこまで気にすることはありませんでしたが、

明らかに言語がおかしいと感じるメッセージもあるので、
その場合は疑った方がいいかもしれません。

上記のようなBASEの件もあるので
相手とのメッセージのやり取りはかなり重要と言えるかもしれません。

今後は、「高額」と言われる範囲を広げて、
なるべく30000円以上の高額商品に関しては
メッセージの返信の有無に関わらず、
予め確認の電話連絡を入れる旨を
お客さんに伝えるなどして対応していきたいと思います。

これはお客さんが価格を一桁間違って購入してしまった場合の
対処にもなるかと思います。

高額商品を扱っている方は
ぜひ参考にしてください。

それでは今日はこの辺で。

 

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